1962-03-29 第40回国会 参議院 農林水産委員会 第21号
○説明員(中西一郎君) 原料テンサイの最低生産者価格でございますが、早急に決定する方針のもとで作業を進めております。それでお話のように、十勝での工場建設の希望が相当ございますが、それは三十八年、あるいは三十九年以降になる部分が相当あります。その点は十分生産振興の実態とにらみ合わせて今後の問題として処理されていくことになるわけでございます。
○説明員(中西一郎君) 原料テンサイの最低生産者価格でございますが、早急に決定する方針のもとで作業を進めております。それでお話のように、十勝での工場建設の希望が相当ございますが、それは三十八年、あるいは三十九年以降になる部分が相当あります。その点は十分生産振興の実態とにらみ合わせて今後の問題として処理されていくことになるわけでございます。
甘味資源についての将来の見通しといたしましては、程度の差はあるものの、わが国の農業生産の中で甘味資源の生産増強の可能性について期待し得るものがあると考えられるのでありますが、現在置かれている状態より見まするに、 一、北海道テンサイにつきましては、最近におけるテンサイの生産事情、テンサイ生産者価格、原料テンサイの集荷等にわたり合理的農業と合理的製造企業の育成等の観点から諸般の問題を包蔵しているのであります
一定の秩序の中で今後の原料テンサイの増産の伸びに応じまして適当なところに、適時の計画によって工場を新設して参らなければならぬ、さような考え方をいたしまして、いろいろ検討いたしました結果、この考え方を提案いたしておるわけなんです。従いまして企業の形態として、一般営利会社と農業資本、農協とが一体になったものが一つの考え方として理想的なものであるというような、そういう筋からの談論じゃないのであります。
それがためには工場自体にビート増反の努力をなさしめることはもちろんであるが、政府としても現有の能力をもってしては原料テンサイ等の処理ができないことが明白となる時期までは新工場の乱設を抑制する等、既設工場の原料確保については明確な見通しのもとに万全の措置を講ずべきである。
私どもといたしましては、相当の数の企業が具体的に現実に進出を希望いたしてもおりますし、また長期的に見ましてやはり工場ができるということが、原料テンサイの生産並びに北海道のテンサイの振興に役に立つという考え方をとっておりますので、こういう考え方で新たに八工場を作ることを認めるという計画を持っておるわけであります。
私どもとしましては、今回八工場を新設するに伴いまして、やはり将来昭和四十二年、いわゆる北海道の原料テンサイ振興の計画が達成されまする時点における一つの構図と申しまするか、それをいろいろ描きながら検討いたしておるわけであります。
四、北海道における既設テンサイ製糖工場に対する取り扱いについて申し上げますと、既設工場の原料テンサイの集荷については、現在までのところ、農林省におかれては、原料処理能力一日当たり千二百トン、原料截断日数百二十日という基準で原料集荷地域の調整が行なわれておりますが、わが国のテンサイ糖業が真に安定の上自力を持つためには、一工場当たりの操業度を高め、能率化することが必要であります。
それから、さらに、取引の方法でありますが、暖地における農家の経営規模は北海道よりきわめて零細でありますので、従って、一つの工場に原料テンサイを供給する農家の数はきわめて膨大な数になる。零細な荷日、しかも膨大な数、こういう場合に、原料テンサイの集荷及び取引方法については、生産者団体というものと会社との間で合理的な取引形態の確立をはかる必要がある。
育成措置の最も重要なきめ手となっておりますのは、原料テンサイ糖の価格支持という面と、それの裏づけといたしましてのテンサイ糖の政府買い入れという措置でございます。これは、現在寒地のテンサイ振興につきまして特別立法を講じましてとっている措置でございます。
従って、そういう際にはビートの価格が下る、下っても対抗できるんだ、こういうことを頭に置きながら将来のことを考えなければならない、こういう趣旨のことを申し上げたのでありまして、その際にそういうこまかいところまで議論しなかったのでありまして、今私が近き将来において原料テンサイを——原価計算していろいろ議論はあるだろうと思いますけれども、それを簡単に変える、こういうようなことは与党の人にも言ったことはないと
○足鹿小委員 ところが、野党のわれわれは下げちゃいかんというかたい確信を持っているんだが、与党系の連中が言うと、いかにも糖価の合理的な引き下げをやるためには工場設備だとかあるいは原料テンサイはいろいろな点で値を下げるのが方向でしようなというようなことを言う。あなたに似合わぬ。人によってあなたは信念を曲げるような量見ですか。
これに関しては北海道当局及び関係町村から寒冷地農業の振興策として強い要望があり、適正な原料テンサイの価格支持、土壌改良等土地条件の整備、品種改良等に関し、国の援助対策の実施が望まれました。
われわれ調査班といたしましては、日甜美幌工場の建設許可を行なった農林省の方針そのものに対して多くの疑念を抱かざるを得なかったのでありますが、現に建設を完了し、本年十月以降操業を予定されている現状のもとにおきましては、もし三町村の生産する原料ビートを芝浦側にのみ集荷せしめることとすれば、日甜美幌工場の予定操業日数を維持するためには、勢い原料テンサイの大部分を十勝方面から遠距離輸送せざるを得ず、テンサイ
それは、まず地区の所属の問題でございますが、これは本年度に限りましてこの三町の所属は芝浦の地域とする、ただし、納付金等への影響も考慮いたしまして、本年産原料テンサイの両社における集荷実績を確認いたしました上で、両社の採算の可及的均衡をはかるよう必要なる原料の数量調整を行う、——両社の採算の可及的均衡と申しておりますのは、日甜につきましては、納付金を当初の予定の通り政府に納めていただく、それから、芝浦
従いまして、ただいま六千町歩云々という問題が御指摘ありましたが、この点につきましては、本年の三月の三日に農林省から道知事に対しまして、テンサイの販売計画を作成いたします場合の考え方といたしまして、政府買い上げの対象となっておらない工場につきましては、適正量の原料テンサイ、それは一応の目安として一工場当り反収四千百斤、六千町歩、操業日数が百二十日程度ということを一応の目安として策定をするようにということを
また工場が限定せられるとしましても、私は徹底的な農民の生産、原料テンサイに対しまするところの救護法がなかったならば、あるいはタバコの耕作のごとく、生産とマッチした何らかの制限が今から付せられておりませんならば、もうけがあると思いますれば、片端からまた作っていくだろうと思う。また必ず作らせると思う。
○清澤俊英君 それで、買い入れ原料テンサイの検査ですね、品度検査というのですか、そういうものは大体どこがやられるのですか。生糸の検査のような検査所を設けてやるのか、買い入れ会社がやるのか、振興会がやるのか、もしくは民主団体的なものでこれを行わせるのか、そうでないと、やはり実際問題の取り扱いとしては、将来において不公平が出るのじゃないか。
この価格は、どうも振興法から見ましても砂糖の価格についてはいろいろ考慮が払われていて、テンサイといいますか、原料テンサイに対しての工場との買付価格については、これは自由になるのか、何かそういうものが……。
そうした場合に、日甜としては原料テンサイをできるだけ美幌に回していく方が経営上非常に大きな有利になってくるわけです。ところが、法文でこういうふうにいろいろな取り上げ分を規定するとかいうことになっている以上は、この問題もはっきりと法文化しておく必要があるんじゃないかと私は思う。そういう意味において、この法文そのものに不備があるかないかということをあなた方にお聞きしてみたい。
で、個別原価計算による買い入れば、操業後二年あるいは一年で打ち切りますが、その後は標準原価によっては、買い上げの措置を残すことによって原料テンサイの生産者の価格の維持あるいは安定を確保して参りたい、そういうように買い上げ制度に移行して参るというわけであります。
今このテンサイ振興措置の主要な内容を申し上げますと、まず第一には、原料テンサイ栽培の長期計画の樹立、原料テンサイ価格の安定、集荷区域の調整並びに新設工場設置の調整等を行うことによってテンサイ栽培の基礎を固めることであります。
今、このてん菜振興措置の主要な内容を申し上げますと、まず第一には、原料テンサイ栽培の長期計画の樹立、原料テンサイ価格の安定集荷区域の調整並びに新設工場設置の調整等を行うことによってテンサイ栽培の基礎を固めることであります。
さらに第二点の、しからば日甜にそれだけの余剰利益が出るならば、それだけ原料テンサイの価格を高く買ったらいいじゃないか、こういう問題でございます。この問題は非常にデリケートな問題でございまして、今後新しく砂糖の工場を作りたい、作ることによってテンサイの生産面積を増加する、テンサイの生産面積を増加するから当然新しい工場を作らなければいかぬということになります。